とあるジャニオタが羨む「Run BTS!」〜ここがすごいよ!タルバン〜

はじめまして。美雪と申します。
「オタクの夢がもう叶ってる番組」ことRun BTS!について、こんな神番組、推しにもほしいよ!羨ましいよ!こんなとこがすごすぎなんだよ!という主張をする記事です。

あるアイドルを応援してオタク5年目の秋。突然、人生がダイナマイトだということに気付かされ、あれよあれよと沼に浸かっていきました。沼落ちブログはいつかじっくり。

さて、私をここまで沼の底へと誘った要因の一つ「Run BTS!」。韓国語だと「달랴라 방탄」 日本語では「走れバンタン」、タルバンと呼ばれていることが多いですね。
少年団(どの呼び方も照れ臭いのでこのブログでは少年団と書かせてください)の唯一の冠バラエティ。冠どころかバラエティ出演もこの番組だけです。VLIVEというアプリを使って第一回から最新回まで無料で視聴できる神番組。4年余りジャニーズのアイドルを応援しているオタクから見て、羨ましいなぁと思うところばかりの良質なバラエティ番組なのでジャニオタ視点で少し書いてみます。ジャニーズや日本のアイドルのバラエティ番組と比較するわけではありません。どちらが良い悪いではなく、とにかくタルバン神じゃんと言いたいということを分かってください。
前置きが長くなってしまいました。

ここがすごいよ!タルバン<目次>


ここがすごいよ!タルバン①

1.全話無料&多言語字幕対応

まず、VLIVEという動画配信サービス自体が神でしかないんですが、そこで番組を配信してくれることのありがたさ。「ウワ、好きだ!」と思ったその日にアプリをインストールすればすぐに最高に辿り着ける。面倒な登録の作業がない。ないというか、あったかもしれないけどめんどくささを感じなくて忘れるぐらいスルッと動画視聴しました。
先ほども書きましたが第一回から最新話まですべて無料。1回約30分が現時点で100余の動画があるので、新規の暇な時間にはタルバン消化というミッションが与えられる。

VLIVEのすごいところ、韓国語が分からなくても多言語で字幕をつけてくれているから安心!アーティストによるのかもしれませんが、全世界制覇してるのでは?というぐらいの字幕言語の豊富さ。そりゃワールドワイドなアイドルになりますわ、と思う。ファン一日目でも、他の国の人間でも「何を言っているか分かる」ってすごい、すっごい、ものすっごい、近くに感じられると思います。



ここがすごいよ!タルバン②

2.3つのストレスフリー

  1. CMがない
  2. ナレーションがない
  3. 基本7人だけ


CMがないだけでこんなにストレスから解放されるんだ、と思いました。動画の途中で差し込まれるCMに慣れてしまっていましたが、遮るものがないと「あーじゃあいいや」みたいな飽きや辞めどきが来ないのです。
CMが入らないってことは、制作やスポンサーはどういう仕組みで番組を作っていることになるんだろう?よく分からないけど、30分番組をCMなしで作れるのはすごい。

ナレーションが入らないバラエティというのもはじめは違和感がありましたが、慣れると逆にバラエティってナレーション無くてもできるんだ、ということに気付かされます。状況整理のためのテロップと少年団の皆さんの技術によるものが大きいと思いますが、ナレーションが入らないことで「本人たちだけの番組」感が強く出ます。タルバンを見てから他のバラエティを見ていると、ナレーションで分かりやすく説明している部分は早送りしがちだったことに気付きました。見る人の年代と目的によるのかもしれませんが、タルバンにおいてはどういう状況かを知るよりも本人たちが楽しく遊んでいるところを見たいという(私の)思いが強いので、半分ぐらいルール分かってなくてもいきなり場所が変わっても問題ないです。
ナレーションがいない代わりにMCが必要になってきますが、これまた固定じゃなく回ごとに変わるのも面白いです。

「本人たちだけの番組」感、アイドルのバラエティってやっぱりそうであってほしい。テレビだと幅広い層がターゲットになるので様々な年代の方をゲストに呼んで(悪い書き方になりますが)接待番組と化すことが多いですよね。多くの番組の目的が「アイドルを売り出すこと」だけではないのでそりゃそうなんですけど。
タルバンはとにかく「7人だけ」の回の多いこと多いこと。時々スタッフ(お顔にモザイクがかかっている…!)とゲームしたり、講師としてゲストがいらっしゃることもありますが、全話を通して数えると9割は7人だけでやってると思います。7人でゲームする、歌う、寝る、水浸しになる……一回一回が「これはDVDの特典映像じゃなくて?」と聞きたくなるような豪華さ。メンバー同士の距離感のバグが毎回観測できる。
ゲストがいないことで、「その人を立てるために時間を取る」とか「面白くなるように無茶をする」とか「メンバーを下げる」とかそういう見たくないシーンが入らない。タルバンを見てはじめて、私はそういうシーンが無い方が見やすく感じるんだなと気付きました。(e-スポーツ回はリスペクトしつつもなんか地元の友達みたいになっちゃった。笑)まぁ、好みは人それぞれ。
あと、1人お休みですとか今回は2人ロケですとかそういう回が一回もないの、ヤバい。ピンでやる他の仕事がほとんどないっていう仕組みがまずヤバいよ少年団。お芝居もラジオもないことに最初驚いたんですが、そうすることでパフォーマンスの準備にかける時間を全員等しくとれるんですよね。そのおかげでスケジュールが全員同じになる。だからタルバンに7人で出られる。体調管理をどうしているのか分からないけど、インフルとかでタルバンを休んだりしたことないのめっちゃすごくない?すごい………卍



ここがすごいよ!タルバン③

3.愛のあるスタッフ

こんなにいいスタッフに恵まれることってそうそうあることじゃないです。第一に出演者ファーストで愛があること、そして企画があり得ないくらい面白い

「アイドルなんだからなんでもやれるでしょ」みたいな悪意あるイジリがない。無いのが当たり前のはずなんですけど、面白くするためにそういう扱い方をする番組もあったりしますよね。
タルバンは、アイドルという職業をリスペクトしている方が制作に携わっていることがよく伝わります。
無茶はさせない(けど結果的に本人たちが求められるより頑張っちゃう)、一人一人の個性を理解している、歌って踊れる現役アイドルとしての才能を活かしてくれる。アイドルとスタッフの関係というより、人と人として仕事をしている姿勢が見られることが何よりも嬉しいです。

そして、オタクか?と思う語彙のテロップにも驚きました。
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騒がしいカラオケ大会の最中にこのテロップを出すセンス。あ、一生愛そう。とこの一文で確信させる力。「なんで水を飲むだけでこんなに可愛いの?」「天使も欲しがるビジュアルではあるよね…」等、オタクの心の声を代弁しているようなテロップがサラッと流れてくれます。誰かが熱く語っているような場面での、名前年齢/○○な人みたいなやつも好きです。

さらには課金すればこの番組のメイキング映像まで見られるという神システム。月約300円で10分程度の映像が見られます。カットされたシーンもありますが、何より視点がオタク。双眼鏡で推しをロックオンしているオタクかのような1秒未満の萌えカットを逃さない。それを惜しみなく出してくれる公式。本当にありがとうございます。



ここがすごいよ!タルバン④

4.全ドルオタが羨むハイクオリティ企画

どんなアイドルのオタクをしていても、タルバンを見れば「推しがこれをやったら絶対可愛い!」「面白そう!」と思うはずです。私は思いました。パクってもいいからやってくれ、と。(ダメです)

単純そうで見たことのない、かつ本人たちの個性を最大限活かせる面白いプログラムばかり。頭脳戦、体力戦、心理戦、さらには芸術の分野でも一捻りある企画。バラエティの醍醐味である最後の最後に大どんでん返しがある仕組みが作られていたり、そうきたか!と唸らされる展開作り。タレントの努力に頼ってどうにかオチを作らせるのではなく、制作側が練りに練って、その一回のためだけに死ぬほど準備していると伝わるものばかり。

特番でイントロドンを見ているとき、「全部推しの曲で推しだけが答えるなんてことがあればなあ」と考えたことがあるのですが、タルバン(GAYOの方でも)ではスタッフが少年団の曲を把握していてそれをゲームに利用するという神のような企画がありました。二倍速にして踊らせたり、MVを作らせたり(!?)と、楽曲への愛をも抱いていることが分かります。バラエティ番組のスタッフは普通アイドルの楽曲をここまで把握してないと思うんですよ……もうただのビジネスパーソンじゃないんですよ……。

オタクが一回は想像したことがある「こんなのあったらなぁ」がもうすでに叶っている、そしてこれからも叶っていくタルバン。毎週毎週、最高を更新してくれてありがとうございます……。


ここがすごいよ!タルバン⑤

5.バラエティの実力がありすぎる少年団

笑いの神を愛し、笑いの神に愛されるアイドル。用意されたハードルがどんなに高くてもサラッと超えて、さらには確実に面白くする。そして運が良い。得意分野が違うからこそどの回でも光る。「これはあいつの方が上手い」と言い合える関係で、団体戦になったら少しぐらい小狡いこともする。自分の見せ場を作るよりもメンバーのかっこ悪いところをフォローする言葉をかける。バラエティって、誰かを馬鹿にして笑われる流れをみんなで作るんじゃなくてお互いをリスペクトして一緒に楽しむものだったんだ、と知る。そんな番組が作れるんだということを、タルバンに教えてもらいました。メンバー同士、メンバーとスタッフ、お互いへの感謝を忘れずにいるからこそ、ここまで続いて愛される番組なんですよね。


6.おわりに
他にも、施設貸し切りの規模がでかいとか罰ゲームを空港ファッションにしちゃうの強すぎとか衣装のセンス良すぎて全部絵にしたいとか、書き出したら終わらなさそうなのでこの辺で。
ジャニオタ人格の美雪はメンバーの名前呼び合い回数や呼び方を観測してみたりするデータ考察型オタクなので、いつかタルバンの好きな回をピックアップしてデータをとってみたいですね。きっとこのブログはそういう記事が並んでいくことでしょう。こういう形の主観ダラダラ文章は久々に書いたので少し冗長になってしまった気がします。などと、自分の話はどうでもいいのです。

一回一回の企画を一つの番組にしてもずっと擦り続けられそうな高クオリティ番組、Run BTS!
その愛と優しさと最高がこの先も続きますように!番組に関わる全ての方に感謝の意を込めて。